2016年07月30日

10年A


10年

10年と言うのは長いようで短いような
過ぎてしまえばあっと言う間の年月ですね。

今月はあれこれと節目の月となりました。

前回の会社編に続き
個人的な事を少し振り返ってみたいと思います。

10年前の2006年と言う年は個人的にも
実に色々なことが重なった年でした。

一つは2人で会社を起こした事
前回簡単に振り返っていますので
そちらをご覧下さい(笑)

もう一つは結婚を決めた事

結婚して会社を起こして、二人三脚で頑張りましょう。
と言う思いのもと2人で始めた会社なので
最初はミュージシャンやアーティストを所属させるなんて
思ってもいなかったのですが、気が付けば総勢15人(笑)

結婚を決めたのが28歳の時だから、考えてみたら早い方でしたね。
まだ作詞家の入り口に何とか立った程度の人間なのに
たいした自信ですね(笑)

そして、もう一つは自分にGISTが見つかった事

ここからは病気の話になります(笑)

GISTとは、簡単に言うと癌の一種です。
10万人に2人程度の割合で発生し、
50〜60代にもっとも多く見られるのが特徴だそうです。

10万人に2人ってのが、多いんだか少ないんだか
良くわかりませんが(笑)

GIST自体はやはり結構珍しい病気だったみたいです。

で、なぜそんな珍しいGISTが発覚したかというと
結婚するにあたり、人間ドックを受けよう
と言う話になったんですね。

人間ドックと言えば値段が高いと言う印象。

結婚を決め、作詞家として作品が採用され始めていたとはいえ
まだアルバイトしながら作家活動していたくらいですから
「え〜、高いよ〜」
と渋っていたわけです(笑)

数年前のバンドマン時代には治験のアルバイトもしていたので
余計、自分は健康だって思っていたんですね。

あ、治験のアルバイトって言うのは
薬の効果と安全性を確かめるバイトで
健康な人じゃないと出来ないアルバイトなんです。
別に怪しいバイトじゃないですよ(笑)

そんな経験もあって、自分は間違い無く健康だし
値段も高いから人間ドックはやらなくてもいい
って渋ってたんですね。

とは言え、押し切られる形で人間ドックに行くことに
まさかそこで自分にGISTが見つかるとは思いませんでした。

結婚を決め、会社を起こすことも決め、
作家活動もようやく軌道に乗り始めた矢先の出来事でしたが
当の本人は、
「あ、俺、癌なんだ。う〜ん、まぁどうにかなるでしょ」
と、全然深刻じゃなかったですね。
新の方が取り乱してたくらい(笑)

人間ドックからの紹介をうけ、大きな総合病院に即入院
あれこれ精密検査をして、どうやらGISTっぽいぞ
となったわけですが、腫瘍が6センチほどと大きく
胃からなのか、肝臓からなのか、
お腹をあけてみなくちゃわからないとの事でした。

段々と病気の深刻度もわかってきた中でも
相変わらず「まぁ、どうにかなるでしょ」
って思ってましたね(笑)

かなりの楽観主義なんですかね、自分(笑)

病名もわかったので、あれこれ調べてみたんですが
ちょっと珍しいタイプの癌で、
そこまで詳しくわからなかったんですよね。
腫瘍の大きさからすると、割とヤバそうだな
とは思ったんですが、それでも楽観的でした(笑)
今は当時よりも情報が豊富にそろっていると思います。

あれこれと検査が進み、手術をする事になるのですが
その手術日が7月7日
そうです、会社の設立日です(笑)

新には、沢山の苦労をかけました。
会社の設立準備、結婚パーティーの準備
それに加えて結婚相手が癌の手術するんですから
考えてみたら、てんやわんやで投げ出したくなりますよね。
いや、ほんと頭が上がりません(笑)

手術をして、胃から発生したGISTであることがわかり
無事キレイに腫瘍を取り除く事が出来たのですが
年齢的に若かったのもあって
どうやら癌細胞自体は非常に活きがよかったみたいです(笑)

このまま放っておいたら、かなりの大きさに成長して
背中の痛みなど自覚症状を覚えた頃には、
もう手遅れくらいの大きさになってたでしょうと言われました。

「よく若いのに人間ドックに行きましたね」
と。

あの時に人間ドックを受けていなかったら、
今頃はこの世にいないかもしれませんね。
そんな訳で、奥様には足を向けて寝られません(笑)

元気いっぱいの6センチもあるGISTですから
もちろん高リスクで再発率も高いため
退院してからも毎年欠かさず、
転移してないか経過観察を続けておりました。

毎年毎年、合格発表のような気持ちで検査結果を
聞きに病院に向かっていましたが
先日28日、術後10年経過再発無しと言う事で
これで経過観察は終了にしましょう
と相成りました。

10年
振り返って見ればあっと言う間ですが
やはり、病気を軸に考えると長かったかな。

10年何事もなく過ぎましたが
これからも癌サバイバーであることは変わりませんので
引き続き人間ドックを毎年うけて、
自主的な経過観察を続けたいと思います。

これまで何事もなく過ごせてこれたのは
幸いなことに、胃のごく一部を切除する程度の
手術だったため、術後は食事も普通に楽しめたこと。
お酒も飲んで大丈夫だったこと。

この2点は大きかったと思います。
そのおかげでストレスなく過ごせましたから(笑)

あとは、
再発してもまた手術でとればいいや
と、楽観的かつポジティブに考えていたのも
良かったのかもしれません。

悩んでいても仕方ないですからね。
再発したらその時はその時。
「まぁ、どうにかなるでしょ」
今後もこの精神で頑張って行こうと思います(笑)


病気とともに歩いてきた10年でしたが
この10年間で、作詞家としてもやっと認められてきたかな
と思えるようにもなりました。

会社が成長したのと同じく
自分も成長出来ているのかな。と
そんな風に思える10年間。

この先も更なる成長を目指します!

皆様には、これからもそっと見守って頂けると幸いです!

今後とも株式会社スノーホワイトミュージック
作詞家 白井裕紀.をよろしくお願い致します!






posted by Shirai Yuhki at 17:47| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記

10年@

10年

10年と言うのは長いようで短いような
過ぎてしまえばあっと言う間の年月ですね。

今月はあれこれと節目の月となりました。

7月7日に我が社であります「株式会社スノーホワイトミュージック」
が設立10周年を迎えました。

会社として10年という1つの節目を無事迎えることができ
ホッとしております。

妻である新美香と2人で始めた会社ですが
気が付けば社員、所属ミュージシャン、アーティスト
と総勢15名の会社となりました。

ここでサラッと「妻である新美香」と書いておりますが
10年前から夫婦です(笑)

まぁ、別に言っても言わなくても良い事なので
今まで特に夫婦であることは明言しておりませんでしたが
この節目のブログを書くに当たっての重要人物なので
明言しておきます(笑)


さてさて
簡単に会社の10年でも振り返ってみましょうか。

会社組織にしようと思い立った10年ほど前
新はライブ制作の仕事などをバリバリこなし
僕は作詞家としての入り口になんとか立っているような状態でした。

この頃は二人でジャニーズJr.のライブ用の歌詞など
必死に書いていた時期で、
書いても書いても採用されず、なんて事も続いたりしましたが
それこそ死にものぐるいで書いていました。

その頑張りが実ったのか、
堂本光一さんの舞台やソロ作品に関わらせて頂く事になったり
KAT-TUNのデビューのタイミングで歌詞に関わらせて頂けたり
作詞家として頑張って行く覚悟が出来た年でしたね。

会社組織にして、ライブ制作と作家活動の二本柱で頑張って行こう!
と二人で決意した2006年。

この2006年が人生において盛りだくさんな1年でしたが
それは追々書かせて頂くとして。

会社組織にして3年ほど経った時に
一緒にバンド活動をしてました
「前田逸平」
バンド活動時にサポートしてもらっていた
「菊嶋亮一」
の2人を所属として迎え入れることになりました。

一緒に音楽をやってきた仲間ですからね。
やっぱりずっと気になっていたし、
才能あるミュージシャンだと言うのは知っていましたから
また一緒に夢見れる仲間になれたのは嬉しかったですね。

2011年には
「藤田顕」
が運命的に所属する事になるのですが
初めてアッキーさんに会った時から惚れちゃいました(笑)
ほんわかした人柄からは想像出来ないキレッキレのギター!
この人となら一緒に頑張りたい!と思わせてくれました。

翌年2012年
「草刈浩司」
が所属。
草刈さんもまた最高!
普段はおちゃらけた人なのに、ステージに上がるとロックスター(笑)
「アッキーさんが所属してるこの会社に僕も入りたい!」
と言う草刈さんの熱い想いを受け、
一緒に頑張って行くことになりました(笑)
知れば知るほど草刈さんは魅力溢れたミュージシャンなんです。

2013年には
「SUNNY」
が所属。
SUNNYさんも人柄と言いプレイと言い最高!
ミスチルやSuperflyなどのサポートを
バリバリこなすミュージシャンが、
うちみたいな小さな会社で良いんですか??
なんて思いましたが、アットホームな社風が功を奏して(笑)
一緒にやっていきたいと言っていただけました。

同じ年の2013年にプロデューサーの
「涌井啓一」
がバンド
「ヒトリエ」
を引き連れ、新と出会う訳ですが

初めてヒトリエのライブをみて帰宅した新が

「とんでもないライブをみた」

と興奮気味に熱く語るも
ライブを見ていない自分としては
「へー、ふむふむ、そうなんだぁ」
位にしか受け止めることしか出来ず(笑)

ボカロとかニコ動とかのキーワードが出つつも
当時2人ともそのカテゴリーに関して全く知識がなかったので
「なんか良くわからんけど、ボカロとかニコ動とかで凄いらしいよ」
って言うふわっとした情報を与えられ
「そういう世界で凄いって感じなバンドなんでしょ?」
位の認識でいたものだから、当初は
「ライブも見てないし、そんな熱く語られても...」
とちょっと引き気味に思っておりました(笑)

そんな引き気味な思いも
名古屋で初めて彼らのライブを見た時に
全てぶっ飛んでしまい
「こんな凄いライブバンド見たことない!」
と、頭にガーンと一撃食らわされてしまったわけです。

彼らは間違い無く世界でも勝負出来るライブバンドだと
そう信じております。

信じられない方は
8月17日リリース 1st LIVE DVD&Blu-ray
「one-Me Tour “DEEP/SEEK” at STUDIO COAST」
を買ってその目で確かめて下さい(笑)

プロデューサーの「涌井啓一」は現在
吉田山田、小林太郎、Swimy等を手がけております。

こうして、所属の皆さんが増え
その間に社員も増え今に至るわけです。

会社の10年を簡単に振り返って見ましたが
次は個人的な10年も振り返って見たいと思います。

長くなったので続きはまた次回。




posted by Shirai Yuhki at 02:06| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記